QRコード
QRCODE
インフォメーション
【オフィシャルブログ】 社長ブログリーダーズ
お店ブログharimaChic!
ベーシックブログベーシック
神戸・明石・兵庫でホームページ制作なら 兵庫web制作.com

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 0人
プロフィール
生姜醤油でおでん
生姜醤油でおでん

2009年10月13日

前原国土交通大臣の「羽田ハブ空港化」発言の波紋

 前原国土交通大臣が来年10月の羽田空港第4滑走路供用開始を機に、羽田空港を国際ハブ(拠点)空港としていく考えを表明したことが波紋を広げている。

 前原国土交通大臣は閣議後記者会見で「地方空港から(韓国の)仁川(空港)経由で海外に行き、帰ってくるということを抜本的に見直さなくてはいけない」と述べて、日本の空港の国際的な地位が低下していることに強い危機感を示した。

 地方知事の発言についてはあまり気にしなくて良いと思う。 どうしても地元への利益誘導が念頭にある地方県知事はその方向に向けた発言になってしまう。 それに大臣は「成田をなくす」なんてひと言も言っていない。 「国際便の半分くらいを羽田に」というのだから、前原国土交通大臣の危機感はとても真っ当だと思う。

 しかし、「羽田空港のハブ化」を実現するための障壁は大きい。 一番の障壁は「着陸料他の航空会社が払う経費が高い」ことだ。 例えば、パリやアムステルダムといったヨーロッパのハブ空港は、成田の75%程度だし、シンガポールやソウル空港などは成田の40%以下である。

 これを下げるためには「空港の採算を合わせる」必要があり、着陸料を下げて、採算を合わせるためには「経費を下げる」か「負債を圧縮する」しかない。 「地方便の減便」などもあり得るだろう。 できれば中型機などを利用して便数を減らさない努力が必要だろうが、どこまで出来るか?

 まだ先の話だろうが、「どの路線を羽田に移すか?」もけっこう大きな問題だ。 この辺は航空会社の利害も絡むだろうから。

 もう少し前原国土交通大臣の“俯瞰図”を見てみたいところだ。



Posted by 生姜醤油でおでん at 23:00